富士通LIFEBOOK FMVA77MBのSSD換装
先日ホームページのブログでご紹介したHDDをSSDに交換すると動作が速くなりますよという記事を見て他の生徒さんも自分のノートPCを速くして欲しいと5月の連休前に依頼がありました。
富士通LIFEBOOK FMVA77MBという機種で2013年モデルです。富士通のノートPCはHDDを取り出すため分解する際に少し手間がかかります。備忘録という目的も兼ねて交換手順を記載しておきます。
最初にノートPC背面の下部にあるプラスチックの化粧カバーをはずします。背面下部の2ヶ所の溝に先の平らな分解ツール等を差し込んでゆっくりと持ち上げながらいくつかあるツメをはずしていきます。
化粧カバーをはずすとネジがみえてきます。赤丸の2箇所のネジをはずします。
裏面のアルミ製背面パネルを少し押し付けるようにしながら矢印の方向にスライドさせます。最初スライドさせにくい場合は下部に差し込んであるツメの部分をマイナスドライバーや先の細い平たいツールなどで押してあげると動いてくれます。
アルミ製の背面パネルをはずすとバッテリーがみえます。ロックを左側にスライドさせてからバッテリーを持ち上げるようにしてはずします。少しきつめなので先の細いマイナスドライバーや先の平たい分解ツールを使うとはずしやすいです。
バッテリーをはずしたら、背面にある赤丸のネジをはずしていきます。ディスプレイヒンジ部分のネジやファンまわりのネジははずさなくても大丈夫です。
上の画像のようにネジの大きさや種類によって印が打ってありますので、あとからはずしたネジがわかるよう種類ごとにわけておきます。
背面のネジをはずすと背面パネルをはずすことができるようになります。分解ツールなどをつかって慎重に背面パネルをはずしていきます。元のハードディスクはゴムの保護材がついていて少しきつめに押し込むようにはめ込んであるだけです。固定してあるネジはないのでSATA・電源ケーブル接続部分の反対側を持ち上げるようにしながらSATA・電源ケーブル（フィルムケーブル）を傷つけないようハードディスクをはずします。
元のハードディスクをクローンコピーした新しいSSDにゴムの保護材を元通り組付けてからSATA・電源ケーブルを接続し元の場所にはめ込みます。
プラスチックの背面パネルやネジ、アルミの背面パネル、化粧カバーを元通り組み直してから電源アダプターを接続しWindowsが起動するか動作確認をします。その後、Windows Updateで最新バージョンのWindows10に更新してから納品となりました。今から8年前の機種ですがかなり速くなりました。一眼のRAW現像もされる生徒さんですが現像処理や画像が開くのも速くなったと喜んでくださいました。
パソコンじゅく高森教室では皆さんが使いやすいパソコンになるようにメンテナンスや各種設定も承ります。
