SATAのHDDからM.2 NVMeのSSDへ換装

M.2-NVMe_SSD3

ある生徒さんがお使いになっているノートパソコンですが最近のWindowsUpdateでかなり遅くなってきました。現状ではSATA接続のHDD500GBにメモリが4GBです。タスクマネージャーでチェックしてみるとメモリの空きもほぼ無い状態でディスクアクセスも100%のままでした。そこで生徒さんにこの状態がパソコンを遅くしていることを説明しメモリ増設とSSDへの換装をご提案させていただきました。

NEC製のGN-18CRHAHというモデルですが調べてみると注意書きに「メモリの交換、増設はできません。」とあります。ただよく見ると購入時に【いずれか選択可能】とあり最大で「8GB(DDR4 SDRAM/オンボード4GB+SO-DIMM 4GB、PC4-17000対応」とありました。またストレージも購入時に【いずれか選択可能】とあり最大で「SSD 約512GB(PCIe)+HDD 約1TB」と記載されています。4GBメモリのこのモデルはオンボード4GBモデルと判断、またHDDモデルはSATA接続となっていますがSSDはPCIe接続に対応していることがわかりました。

https://shop.nec-lavie.jp/navigate/products/pc/201q/01/lavie/ns/spec/index03.html

確認のためにノートパソコンをお預かりし筐体を分解します。基盤を確認してみるとやはりメモリの空きスロットとPCIeスロットの空きがありました。またPCIe M.2SSDを固定するためのネジが無いのでこれも用意する必要があります。その後、メモリは「SODIMM DDR4 PC4-19200 4GB」を、SSDは「PCIeNVMe接続のM.2-2280」と固定ネジを手配し増設・換装作業をさせていただきました。SATAのSSDでもいいのですがPCIe接続はSATA接続の約7倍のアクセス速度が出ます。お値段も数千円のちがいでしたので今回はPCIe接続のSSDをチョイスしました。

M.2-NVMe_SSD

元々搭載されていたHDDはデータのコピー後取り外しています。取り外さないと起動時にHDDから起動しようとするのでF12キーから起動ドライブ指定をしないとSSDから起動できません。また取り外した後の最初の起動ではそのままだとエラー表示で起動しません。UEFIで起動ドライブを切り替えるかF12キーでSSDを一度正常起動させると次からは普通に起動するようになります。

M.2-NVMe_SSD1

作業後は今までの動きが嘘のように快適に動作するようになりました。タスクマネージャーでみてもメモリの空き状況やディスクアクセスの数値が改善されています。パソコンじゅく高森教室ではメーカーでも対応していない購入後のメモリ増設やSSD換装作業も承ります。

日々の話題

前の記事

蛍(艶ふ)
設定

次の記事

Windows Live メールの設定