PENTAX KPとオールドレンズ

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PENTAX KP / smc PENTAX-M 1:1.4 50mm / ISO200 SS1/640 F1.4

現在メインのPENTAX一眼はPENTAX KPを使っています。PENTAXはフィルム時代KシリーズからずっとKマウントですので現行のデジタル一眼レフにもそのままフィルム時代のKマウントレンズが取り付けられます。絞りはレンズの絞りリングで合わせますが絞り優先にすれば普通に撮影できます。KPにフィルム時代のsmc PENTAX-M 1:1.4 50mmを取り付けて鉢植えの紫陽花を撮影してみました。開放絞りがF1.4と明るいので暗い室内でハイキーに設定してもシャッタースピードが遅くなりません。マニュアルフォーカスのレンズなので開放でのピント合わせが大変ですが柔らかいボケが気に入っています。

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50mmの単焦点レンズでコンパクトなのですがフィルム用レンズなのでイメージサークルは35mmフルサイズ対応です。APS-C機のKPにつけると焦点距離は35mm換算で約75mmと望遠側になります。イメージサークルに余裕がありレンズのおいしい部分だけを使えるため画像の周辺まで歪みがなく安定しています。

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PENTAX KP / smc PENTAX-M 1:1.4 50mm / ISO200 SS1/24000 F1.4

上の写真は先日晴れた日にこのレンズを開放で撮影した庭の紫陽花です。通常晴天下で明るいレンズを開放にして撮影しようとするとシャッタースピードを最速にしても露出オーバーになるためND(減光)フィルターが必要になります。KPのメカシャッターは1/6000が最速ですがこの時もファインダー内でシャッタースピードを示す6000の文字が赤く点滅して警告がでていました。ただKPは電子シャッターに切り替えると最速1/24000のシャッターが切れます。

ちなみに今年発売されたPENTAXの最新APS-C機であるK-3 Mark IIIはメカシャッターのみでK-3IIと同じ最速1/8000までとなっています。

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コンパクトなKPに取り付けても収まりがいいです。昔のレンズはマニュアルフォーカスが当たり前でフォーカスリングを回す時の手ごたえが何ともいえないんですよね。子供の頃、父の使っていたCanon EFを借りて写真を撮っていたの時のことを想い出しました。