PENTAX LXでフィルム撮影 その1

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先週の休じゅく日に訪れたコスモスガーデンではデジタル一眼レフと一緒に最近手に入れたPENTAX LXでもフィルム撮影してきました。1980年に発売されたLXは2001年まで生産されていた35mmフィルム一眼レフカメラです。デジタルカメラばかりを使うようになったのも2000年代前半頃からでしょうか、じゅくの親睦会でも開じゅく当初から数年はフィルム一眼レフを使っていた記憶があります。

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フィルムカメラで撮影するのは20年ぶりです。今回は開放絞りでも撮影したかったのでASA感度100のフィルムを使いました。気軽に撮れる一般的なFUJIFCOLOR100です。撮影前の儀式である久々のフィルム装填は懐かしを感じました。

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フィルム一眼レフカメラは小学生の頃から使っていた父のキャノンEFが私の中では一番長かったと思います。20代前半まではEFをメインで写真を撮っていました。このカメラはシャッター優先AEでした。今回使うLXはSMC-Mレンズを使うと絞り優先AEでしか使えませんがSMC-Aレンズを付ければシャッター優先AEでも使えます。今回はSMC-Aレンズの1:1.4 50mmを付けていましたが開放絞りを使った撮影をしたかったので絞り優先AEで使うことにしました。

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フィルム撮影は一枚一枚巻き上げレバーでフィルムを巻き上げ露出を決めてマニュアルでピントを合わせてからシャッターを切ります。デジタル撮影のような早いテンポで撮れないのですがその分ゆっくりと撮影に向き合う事ができます。

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LXのファインダー内をスマホで撮影

通電しシャッターを半押しすると設定した絞りに合わせて内蔵露出計の測光でシャッタースピード表示の横にLEDが点灯します。緑色なら適正露出、黄色はスローシャッターの手ブレ警告、上のA部分が赤色だと露出オーバー、下のLT.B部分が赤色だと4秒以上の長時間露出が必要となり露出アンダーとなります。

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このLXのファインダーは他のフィルム一眼と比べてもとくに明るくてマニュアルでもピントのヤマがとてもつかみやすいです。明るい光学式ファインダーはやっぱりいいですね。

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カメラの露出計を信じないわけではないのですが絞り優先AEとはいえ20年以上も前のカメラですので念のためスマホの露出計アプリやデジタル一眼の露出と比較しながら露出補正して撮影してきました。

またデジタルではカメラ任せになっている露出もあたらめて勉強しなおすことができます。よくいわれる感度分の16からその場の光量にあわせて希望のF値とSSの組み合わせを算出し、どのていど露出補正をかけるのかを考えながら撮影できるのはフィルムカメラのイイところです。どんなふうに撮れているのかその場では確認できないところもワクワクします。

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撮影した後はフィルムを巻戻してから取り出します。メモリカードのようにすぐには取り出せません。カメラの底面にある巻戻しボタンを押し込んでから巻戻しクランクを起こし矢印の方向へ巻き戻していきます。

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LXはフィルムカウンターが連動して戻っていくためどのくらいまで巻戻しているのかがわかりやすいです。

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巻戻しが終わるとクランクが軽くなるので巻戻しノブを引き上げて裏蓋をあけフィルムを取出します。

その2へ続く