古いホームページから新たな一歩

WordPressでのリニューアルと
SEO対策

パソコン教室の講師として、生徒さんであるキタザワ農園さんが20年以上前からホームページビルダーでホームページを作成していたケースについて、新たな一歩を踏み出す過程をご紹介します。契約中のサーバーがSSL化に対応していないため、レスポンシブ対応のホームページを目指し、Xserverに移行してWordPressを活用したリニューアルが行われました。以下ではその詳細なプロセスと今後の展望についてご紹介します。

  1. ホームページの基本構造の構築

まず、新しいホームページの基本構造を構築しました。この段階では、デザインやメニューの配置、ページの階層などをキタザワ農園さんと相談しながら決定しました。基本構造の設計を行うことで、後の段階でのコンテンツの配置や編集がスムーズに行えるようになります。

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初期のサイトコンテンツ構造。最終的にページ構成を変更した部分もあります。

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旧ホームページからのカートシステムはカスタムHTMLブロックを使い移植しました。

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送料の改定にともないカートシステムの送料設定も変更しています。移行後のカートの動作確認も手間のかかる作業ですが無事終了しました。

  1. WordPressへの移行

古いホームページビルダーからWordPressへの移行が行われました。WordPressは現代的なデザインと機能を提供し、レスポンシブ対応にも優れています。キタザワ農園さんにはWordPressの基本的な使い方や投稿に使う動画編集などを学んでいただきました。これにより、コンテンツの編集や新しい記事の投稿が容易に行えるようになりました。

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キタザワ農園さんのリニューアルページ

先日、古いホームページからの301リダイレクトを設定し新しいテクノロジーへの移行が無事成功しました。301リダイレクトを設定することで、旧URLのSEO評価を新URLに引き継げます。301リダイレクトには、「.htaccess」を使う方法と「metaタグ」を使う方法、その他の方法(JavaScript、php)があります。旧サーバーで「.htaccess」が使えるのか未確認だったため今回は「.htaccess」と「metaタグ」の両方を設定しておきました。

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リダイレクトの元となる旧サーバーのルートディレクトリに置くための「.htaccess」ファイルを作成し301リダイレクトを記述します。

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旧サーバーに置くindex.htmlを編集し「metaタグ」を記述しリダイレクトの設定をします。「metaタグ」でも「0秒」で指定している場合、検索エンジン側での扱いは301リダイレクトになります。

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Xserverの初期ページをタグ編集し旧サーバーに置くURL変更をアナウンスするためのindexページプレビュー。旧サイトURLにアクセスしても自動的にリニューアルサイトにジャンプする設定としています。

  1. SEO対策の導入

新しいホームページを作成するにあたり、検索エンジンでの表示を向上させるためにSEO対策も実施しました。Google Search ConsoleやGoogle Analyticsなどのツールを活用し、サイトのインデックス設定やトラフィックの分析を行えるようにしました。これにより、ホームページが検索エンジンに正しく表示されるようになり、効果的なコンテンツ戦略の展開が可能になりました。

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ある程度サイト構築ができるまでは、検索エンジンがサイトをインデックスしないように設定していましたが準備が整った後はこれを解除しました。

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Google Search ConsoleにXMLサイトマップを登録するためにプラグインのJetpackを使いXMLサイトマップを作成します。

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作成されるまでに少し時間はかかりますが、少し時間を置くことでXMLサイトマップが表示されます。

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Google Search Consoleのサイトにアクセスし、サイトの所有権を確認するためのファイルをDLし、ファイルマネージャーを使ってDLしたファイルをWordPressのルートフォルダへアップロードします。

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サイト所有権の確認が終わったら新しいサイトマップの追加欄にsitemap.xmlと入力し送信します。送信されたサイトマップのステータスが「成功しました」となっていれば設定完了です。

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Google Analyticsのサイトにもアクセスし、GA4のプロパティを作成します。次に、計測するウェブサイトのURLとストリーム名を入力しデータストリームを設定します。管理画面の「データストリーム」から該当サイトの詳細を表示すると右上に測定IDが確認できます。

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WordPressの管理画面にログインします。インストールしてあるプラグイン「ExUnit」のメイン設定からGoogle Analytics設定を表示し先程のGA4測定IDを入力して変更を保存します。これでGoogle Analyticsのトラッキングコードをサイトへ埋め込むことが可能です。

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Google Search ConsoleとGoogle Analyticsの設定ができたらこれらを関連付けして連携させます。関連付けの設定はGoogle Search Consoleの「設定」から「協力者」として関連付けます。

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関連付けられているサービスにGoogle Analyticsのデータストリーム名とURLが表示されれば連携されています。

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Google Analyticsの設定確認はキタザワ農園さんのサイトにアクセスしてから、ダッシュボード画面の「リアルタイム」を確認します。1カウント以上カウントされていればデータが計測されている事が確認できます。マップ上のアクセスポイントも高森町に印が表示されています。

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設置したあとしばらく時間をおいて確認してみましたがデバイスの種類、OSの種類、ブラウザの種類なども計測できています。

  1. 今後の展望

リニューアルをはじめてから最近までの成果は着実に現れています。新しいホームページはレスポンシブ対応であり、さらにこれから投稿される記事や動画が多くのユーザーに閲覧されることを望みます。SEO対策により、検索結果での表示が向上し、新規ユーザーの獲得にも繋がると嬉しいですよね。今後は、生徒さんと協力してさらなるコンテンツの充実やSEO戦略の最適化を図っていく予定です。ウェブの進化に合わせて、ホームページの品質とセキュリティを保ちながら、より多くの人々に価値ある情報を提供していきます。

生徒さんであるキタザワ農園さんの努力が実り、より良いウェブプレゼンスを築いていけることを期待します。今後の成長がますます楽しみです。