Microsoft365の不具合
先週の土曜日午後の授業が終わったあと.xls形式となっているエクセルのスケジュール表を開こうとすると…「一部の内容に問題が見つかりました。可能な限り内容を回復しますか? ブックの発行元が信頼できる場合は、「はい」をクリックしてください。」と表示されました。
「はい」を選択すると「読み取れなかった内容を修復または削除することにより、ファイルを開くことができました。」と表示されて開くのですが、テキストデータのみとなり数式や書式設定が全て解除されている状態になっています。
OfficeはMicrosoft365のサブスクリプションを使用しています。バージョンは、2205ビルド16.0.15225.20070です。試しに古いPCに入っているOffice2016のエクセルで同じファイルを開くと正常に開きます。これはファイルの問題ではなくエクセルのバージョンに起因する不具合でないかと判断しました。
色々と調べた結果、同じような事例がWeb上でも上がっていました。どうやらバージョンを2204ビルドに戻せば回避できるようです。早速ロールバックをしてみました。
コマンドプロンプトを管理者権限で開き下記のコマンドを入力していきます。
1.Click To Run に移動するコマンド
cd %programfiles%\Common Files\Microsoft Shared\ClickToRun
2.ロールバックするバージョンを指定して実行するコマンド
officec2rclient.exe /update user updatetoversion=16.0.15128.20248
ロールバックの方法についての詳細は下記参照
Microsoft 365 Apps の更新履歴 (日付別の一覧)のサイトから2204ビルドの最新バージョンを確認すると16.0.15128.20248とありますので今回はこのバージョンを選択してコマンド入力しました。
無事2204ビルド16.0.15128.20248に戻せたら勝手にバージョンアップしないように更新を無効にしておきます。「ファイル」ー「アカウント」-「Office更新プログラム」-「更新を無効にする」の順に設定変更しておきます。
※画面はエクセルではなくワードになっていますがMicrosoft365アプリであればどのアプリで操作してもOffice更新プログラムの更新は無効にできます。
「Office更新プログラム」の項目に「この製品は更新されません。」と表示されていればOKです。
これでMicrosoft365でも.xls形式のエクセルファイルが正常に開くようになりました。しばらくビルド2204のまま様子をみることにします。