RAIDのエラー(Degraded)
先日リビングで熱暴走したNUCの記事を書きましたが、同じ時期、寝室のTVに繋いで使っていた自作PCもRAIDエラーになりました。
極端に動作が遅いなと思ってRAID BIOSの画面で確認してみるとRAIDのStatusがDegradedと黄色く表示されていました。DegradedとはRAIDの同じVolumeを構成するハードディスクの間で内容が異なっているという事です。正常時はNormalと緑色で表示されています。デバイスの欄を見てみると0・2・3・4…あれ?1番目のディスクが認識されてない^^; 0は起動ドライブとして使っているSSD。1・2が3TBのHDD2台でRAID1(ミラーリング)を組んであるVolume1。3・4も3TBのHDD2台でRAID1(ミラーリング)を組んであるVolume2。今回は1に接続してある3TBのHDDが認識しなくなっているようです。ミラーリングとは2台のHDDに同じようにデータを書き込んでおく仕組みです。今回のように1台認識しなくなっても、もう1台の方でデータを保持・運用できます。
とりあえずPCの筐体をあけて1のHDDを取り外し、外付け用のHDDケースに接続し認識するかどうか確認しました。反応なし…どうやらこのHDDの劣化故障が原因のようです。
以前使っていて不要となっていた同じ型のHDDがあったので認識することを確認した後PC本体へ組込みました。つづいてRAID BIOSの画面に入り変更したHDDをVolume1のMember Diskに設定してからWindowsを起動します。
インテル・ラピッド・ストレージ・テクノロジーからVolume1の再構築をかけます。完全にRebuildされるまで数時間がかかりますが再構築が終わるとRAID Volumeも正常に戻りました。念のためCrystalDiskInfoでSSDやHDDの健康状態をチェックしましたが5台とも正常と確認できました。
HDDは消耗品ですからどうしても物理的に劣化したり、突然故障してしまうことがあります。そのためにRAID1を組んであるのですが、今回も助かりました。やっぱりRAIDにしておいてよかったです(^^♪